最近の労災裁判例

50代の管理職が多発する事故・トラブルの対応などにより抑うつ状態となり、自殺をした事案

【岐阜市役所事件・岐阜地判平28.12.22-50代の公園整備室長が、多発する事故・トラブルの対応、休日出勤の増加、技術職職員のとりまとめ、部長の叱責などにより抑うつ状態となり、勤務中に庁舎より飛び降り自殺をした事案】  本件は、残業が月10時間台で長時間労働があったわけではないのですが、初めて管理職に昇進した事務職出身の公園整備室長が、公園での事故やトラブルへの対応に翻弄され、技術職の職員
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30代男性がうつ病発病後に従事した営業のストレスにより自殺した事案

【国・岐阜労基署長(アピコ関連会社)事件・名古屋高判平28.12.1-30代男性が未経験であった営業業務に従事し、うつ病発病後の出張の繰り返し、営業成績の不振、業務上のミスと叱責、長時間労働に従事したことにより、自殺した事案】  本件は、現場清掃業務に従事していた30代男性が、平成21年4月に未経験であった営業を命じられて清掃用品を販売していたが、同年8月頃にうつ病を発病し、同年10月以降は、平
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海外子会社責任者が長時間労働に従事したことにより急性心筋梗塞を発症して死亡した事案

【国・中央労基署長(日本運搬社)事件・東京高判平28.4.27-40代の上海子会社総経理が発病前1か月間に約100時間の時間外労働に従事したことにより、急性心筋梗塞を発症して死亡した事案】  本件は、海外に事業展開する運送会社の東京営業所海運部国際輸送課課長代理であった男性(死亡時満45歳)が中国・上海の現地法人の総経理(実質的責任者)に就任した後に上海で死亡したことから、労働者災害補償保険法が
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コンビニ店長が長時間労働、連続勤務やノルマ不達成により、うつ病自殺をした事案

国・三田労基署長(コンビニエンスストア事業会社)事件・東京高判平28.9.11-30代のコンビニ店長が発病前1年間の長時間労働、連続勤務、売上目標の不達成により、うつ病を発病して自殺した事案  本件は、自殺前に精神科を受診せず、職場では欠勤することなく仕事をこなしていたため、周囲が異常に気づかなかった事案であり、業務による心理的負荷の内容・程度よりも、精神障害の病名と発病時期が争点となりまし
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