過労死(損害賠償)
営業事務社員(男・30代)が長時間労働の継続により致死性不整脈を発症して死亡した事案の損害賠償
事案と受任前
本件は、営業事務社員(30代男性)が、営業社員がアパレルメーカーから受注してきたバッグ・アクセサリーなどのサンプルや本製品の製造を管理する業務に従事し、深夜に及ぶ長時間労働や休日出勤が継続したことにより疲労を蓄積させていたところ、2015年11月28日未明に帰宅し、同日の朝起床した後にシャワーを浴びている最中に浴室で倒れ、死亡した事案です。
労災認定されたことから、引き続き損
続きを読む >>
婚礼装花販売店店長(女・40代)が長時間労働により脳出血を発症して後遺障害を負った事案の損害賠償
事案と受任前 本件は、婚礼装花等を制作・販売する店舗の店長(40代女性)が、ブーケなどの婚礼装花やイベント装花の製作および搬入出作業、フラワーアレンジメントや花束の制作、生花の管理だけでなく、顧客との打ち合わせ、受注内容に基づく生花の種類・本数の集計、婚礼会場等への搬入スケジュールの作成、店員の勤務シフトの作成などの業務に従事し、休日を十分に取得できず、特に繁忙期は月100時間超の残業をし、閑散期
続きを読む >>
営業所長(男・40代)が急性心筋梗塞を発症して死亡した過労死事案の損害賠償
事案と受任前 本件は、工具専門商社の関越営業所長(40代男性)が、工具の展示会や取引先への営業・クレーム対応、これに伴う多数回の出張、社内会議への出席など多岐にわたる業務を遂行するため、深夜に及ぶ長時間労働、自宅持ち帰り残業、所定休日における出勤をしたことから、2005年6月26日、趣味であった和太鼓の稽古中に急性心筋梗塞を発症して死亡した事案です。 遺族である未成年の子が祖母を後見人として労災認
続きを読む >>
マーチャンダイザー(男・50代)が長時間労働により脳出血を発症して高度の後遺障害を負った事案の損害賠償
事案と受任前 本件は、アパレル会社のマーチャンダイザー(50代男性)が、東京店の事業部次長として、商品の企画のほかに生産管理などの業務にも従事し、恒常的に午後9時から10時まで残業に従事して、休日は市場リサーチや東京店への出勤もしていたことから疲労を蓄積させ、1997年10月1日、仕事中に脳出血を発症した事案です。 被災者は一命を取り留めたものの、高度の後遺障害を負い、収入が減少したことから、妻が
続きを読む >>
銀行員(男・40代)が海外出張後に心筋梗塞を発症して死亡した事案の損害賠償
事案と受任前 本件は、銀行の国際金融法人部次長(40代男性)が、アジア経済危機発生後に自宅持ち帰り残業を含む長時間労働に従事して疲労を蓄積させていたところ、シンガポールとヨーロッパの計5か国を歴訪し、14の外国銀行に外国為替円決済セールスをして帰国した4日後の1998年4月29日に心筋梗塞を発症して死亡した事案です。 被災者の妻は他の弁護士に依頼して労災申請をし、労働災害(労災)と認定されましたが
続きを読む >>