過労死(労災保険)
公認会計士(男・40代)が深夜や休日の自宅持ち帰り残業を含めた長時間労働により脳出血を発症して死亡した事案の労災認定
事案と受任前
本件は、監査法人でマネージャーを務めていた公認会計士(男性・死亡時46歳)が約15社のプロジェクトチームの責任者として国内外の企業の会計監査業務に従事していたことから、日常的に深夜に帰宅しただけでなく、さらに自宅でも持ち帰り残業をしていました。特に国外企業に多い12月期決算後の1月は朝帰りになることもありました。休日も自宅でパソコン作業をしており、このような長時間労働が継続したこ
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営業事務社員(男・30代)が長時間労働の継続により致死性不整脈を発症して死亡した事案の労災認定
事案と受任前
本件は、営業事務社員(30代男性)が、営業社員がアパレルメーカーから受注してきたバッグ・アクセサリーなどのサンプルや本製品の製造を管理する業務に従事し、深夜に及ぶ長時間労働や休日出勤が継続したことにより疲労とを蓄積させていたところ、2015年11月28日未明に帰宅し、同日の朝起床した後にシャワーを浴びている最中に浴室で倒れ、死亡した事案です。
相談の段階で後輩の弁護士が当職に
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建設現場監督(男・50代)が長時間労働により、くも膜下出血を発症して死亡した事案の労災認定
事案と受任前
本件は、建設現場監督(50代男性)が、工事の監督だけでなく、見積りや作図などの業務に従事し、深夜に及ぶ長時間労働が継続したことにより疲労とストレスを蓄積させて、2007年7月22日深夜に自宅でくも膜下出血を発症して意識不明に陥り、翌朝死亡した事案です。
過労死110番に相談があり、当職が代理人に就任しました。
弁護活動と結果
受任した時点で遺族補償給付の消滅時効期間の5
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新薬開発の臨床責任者(男・30代)が心停止(心臓性突然死)をした過労死事案の労災認定
事案と受任前
本件は、製薬会社の新薬開発における臨床試験プロジェクトの責任者(30代男性)が、深夜における海外とのテレカンファレンスやビデオテレカンファレンス、多岐にわたる文書・資料の作成をし、その業務が深夜に及ぶこともあり、恒常的に長時間労働をしていたのに、人員削減が行われたばかりか、治験デザインや施設選定の行き詰まりにより精神的ストレスを受けたことから、2001年10月12日、自宅で心停止
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道路工事現場監督(男・30代)が長時間労働により致死性不整脈(心停止)を発症して死亡した事案の労災認定
事案と受任前
本件は、道路工事現場監督(30代男性)が、深夜に及ぶ長時間労働が継続したことにより疲労とストレスを蓄積させ、2007年5月9日に勤務を終えて自宅に戻った後に致死性不整脈(心停止)を発症し、翌日死亡した事案です。
過労死110番に相談があり、当職が代理人に就任しました。
弁護活動と結果
まず調査として、被災者が自宅に保管していた勤務時間状況報告書だけでなく、携帯電話の発信
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独立行政法人の事務職員(男・40代)が長時間労働により自殺した事案の労災認定
事案と受任前
本件は、独立行政法人の事務職員(40代男性)が、配置転換された後の職場で書類作成業務が増加するとともに、チームリーダーとして部下の管理や決裁業務も加わったことから、長時間労働が継続し、これに伴い睡眠不足となり、自宅で自殺をした事案です。
被災者の妻が労働組合に相談し、当職が代理人に就任しました。
弁護活動と結果
まず調査として、出勤簿だけでなく、職場での鍵カード入退室記
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営業職兼電気設備工(男・40代)が長時間労働に従事して急性心不全(心停止)により死亡した事案の労災認定
事案と受任前
本件は、電気工事会社の営業職兼電気設備工(40代男性)が、早朝は現場作業員の出勤管理と割り振り、その後に元請け業者との打ち合わせ、見積り作成、現場での作業に従事し、一人何役もこなす業務に忙殺されて、長時間労働や休日出勤が継続したことから、2005年12月15日、会社で机に向かい作業していたときに突然机に突っ伏し、いびきをかき始めて意識を消失し、急性心不全(心停止)により死亡した事
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葬祭用仕出し料理の営業課長(男・40代)が長時間労働によりくも膜下出血を発症して死亡した過労死事案の労災認定
事案と受任前
本件は、葬祭用仕出し料理の営業課長(40代男性)が、通夜会場の訪問・作業、料理追加注文の対応、葬儀社の接待などにより、恒常的に長時間労働や公休日の出勤、連続出勤をし、さらにクレーム対応や人員不足により精神的ストレスを受けていたことから、2000年6月13日にくも膜下出血を発症して死亡した事案です。
行政訴訟を提起するに当たり、同期の弁護士が当職に応援を求めてきたことから、代理
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パソコン用カラープリンター組立工程の技術者(男・40代)が海外出張を繰り返す中でくも膜下出血を発症して死亡した過労死事案の労災認定
事案と受任前
本件は、セイコーエプソンのパソコン用カラープリンター組立工程の技術者であった被災者(40代男性)が年末商戦で販売開始直前のプリンターのリワーク業務(製品の不具合、製品のクレーム又は生産トラブルが発生した際、現地へ赴き生産ラインを含めた原因究明、検討及び改善を行う業務)のため東京出張中の2001年10月4日にくも膜下出血を発症して死亡した事案です。
地元の弁護士が代理人となって
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営業チームリーダー(男・40代)が草津出張中に急性心筋梗塞を発症して死亡した過労死事案の労災認定
事案と受任前
本件は、草津地区のリゾートマンション等の仲介・販売を担当する営業チームのリーダー(40代男性)が、土・日曜日や祝日に草津へ頻繁に出張するため、出張時には早朝に出発し、深夜に帰宅しており、往復には埼玉の自宅から草津まで長時間にわたり自家用車を運転していたことから、日常的に残業・休日出勤をしており、身体的負荷が掛かっただけでなく、大幅な人員削減、売れにくい物件を担当するプレッシャー、
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