交通事故
交通事故に遭ったときに賠償請求できる損害とは
赤信号で停止中に後続車が追突してきたので、車が大破し、怪我を負った場合、後続車の運転手にはどのような損害を賠償請求できるのでしょうか。
物損については、車が大破した場合、修理費が車両の時価額に買替諸費用を加えた金額を上回るのであれば、全損扱いとなります。全損と評価されたら、事故時の時価相当額と売却した場合の代金相当額との差額に、登録手続関係費などの買換諸費用を加えた金額が損害となります。ただし
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交通事故での損害賠償の示談、自賠責保険・労災保険・健康保険
信号がない交差点で、自転車に乗って直進していて、右方向から走ってきた車と接触して怪我をしたとき、車の運転手が「飛び出した方が悪い」と言って、連絡先も教えないまま、いなくなってしまった場合、パートタイムの仕事を休んだ賃金分を損害賠償請求することはできるのでしょうか。
交通事故の場合、運転者はただちに運転を停止し、負傷者を救護しなければならないことになっています。また交差点内の事故ですから、相手方
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業務で自家用車運転中の交通事故での使用者責任
従業員が業務で自家用車を運転しているときに交通事故を起こしたのに、その従業員が自動車保険を掛けていなかった場合、被害者は、加害者である従業員を雇用している会社に損害賠償請求をすることはできるのでしょうか。
従業員が業務を遂行する過程で第三者に怪我をさせた場合は、交通事故を起こした従業員に損害賠償責任があるのは当然ですが、雇用している会社も、従業員の選任や事業の監督について相当な注意をしていない
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交通事故と損害賠償、労働者に対する求償
仕事で車を使う人は少なくないでしょう。万一、事故を起こしたとき、自分が怪我をした場合の労災保険や、相手に怪我をさせた場合の会社の使用者責任はどうなるのでしょうか。
営業活動など仕事をしている最中の交通事故は、労働災害として労災保険給付が支給されます。しかし、交通事故の原因が労働者の故意や重大な過失によるものだった場合は、労災保険給付のすべて、または一部が支給されません。▼飲酒運転や居眠り運転、
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自転車が加害者となる交通事故の損害賠償
近年、自転車が歩行者や他の自転車と衝突し、自転車運転者が加害者となる交通事故が多発しており、社会問題になっています。
道路を歩行しているとき、また自転車を運転しているときに、他の自転車が飛び出してきて衝突したことにより怪我をしたら、飛び出してきた自転車の運転者に対して損害賠償請求をすることはできるのでしょうか。
自転車は軽車両であり、自動車損害賠償保障法の適用はありませんが、その運転者は、
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未成年者の自転車事故と親の損害賠償責任
未成年が自転車を運転している際に交通事故を起こして、相手の歩行者や自転車運転者に怪我を負わせた場合、その未成年者には資力がないのが一般的です。このとき、被害者は、未成年者の親権者に対し、損害賠償請求をすることができるのでしょうか。
責任無能力者を監督する義務を負う者は、その責任無能力者が第三者に加えた損害を賠償する責任を負います。責任能力の有無は、一般論として、小学校を卒業する12歳程度の知能
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自転車通勤中の交通事故による通勤災害(労災保険)と損害賠償
東日本大震災で公共交通機関が麻痺して帰宅に苦労した経験から、万一の事態に備え、または健康を目的に自転車通勤をする人が増えています。
同時に自転車同士の交通事故も増えており、自転車を運転していた加害者が保険に加入していないことから、被害者は怪我をして仕事を休んだのに、すぐに治療費や休んだ期間の賃金を支払ってもらえないことがあります。
通勤に自転車を利用している労働者については、自転車通勤の途
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