私の夫は2005年9月3日、出張先の三重県で仕事中に不整脈による突然死で亡くなりました。定年目前の58歳でした。出張に次ぐ出張で明け暮れた夫の会社人生でした。
私達家族はもちろん近所の人達も皆「過労死」だと、それしか頭に浮かばない出来事でした。「監督署も調べてくれるから」と出来る範囲で書類をだし決定を待ちました。しかし労基署、労働局、審査会、ともに業務外でした。私は行政が決して私達の味方では無いことを思い知らされ、裁判が始まりました。
裁判になってから紹介頂いたのが佐久間先生でした。私は佐久間先生が私の夫とよく似た事案で勝訴を勝ち取ったことを知っていましたので、とても心強く、強い味方を得たと感謝いたしました。
佐久間先生は夫の仕事の過重性を見事に表現して下さり、裁判の結果は敗訴でしたが、やるだけの事はやって頂いたという満足感を持つことが出来ました。
佐久間先生は私達依頼者にも、とても厳しく疑問点をぶつけてこられます。はじめは戸惑いもありましたが、相手にも厳しく、味方にも厳しくなければ闘えないこともよく理解できました。
「初動で勝負が決まる」。今そんな感想を強く持っていますが、過労死の認定は難しくやはりその道のプロでなければと、今はそんな実感を持ちながら裁判をしているところです。佐久間先生のお陰でここまで来れたと感謝の気持ちでいっぱいです。